【仕事で必要な英語力はどのくらい?】ペラペラでなくても評価される現実とキャリア判断

Contents

英語はペラペラでなくてもいい?まず知っておきたい現実

こんな疑問、ありませんか?

・TOEICは何点あれば仕事で通用するの?

・会議で流暢に話せないと評価されない?

・外資系に転職できないレベルなら意味がない?

・ネイティブ並みに話せない自分は中途半端?

・英語を続けるべきか、もうやめるべきか迷っている…

「英語はペラペラでなければ意味がない」

そんな思い込みに、どこかで縛られていませんか?

実は、多くの人がここで判断を誤ります。

英語力の“絶対的数値(スコア)”ばかりを気にするあまり、

・どんな職場で必要とされるのか

・どの役割で活きるのか

・そもそもどのレベルまで求められるのか

こういった視点を持たないまま、

ただやみくもに、「もっと話せるようにならなければ」と努力を重ねてしまう。

その結果、

⚠️ 勉強を頑張っているのに報われない

⚠️ 「自分の努力が足りないのだ」と思い込む

⚠️ そもそも英語が活きない職場で消耗する

こうした状態に陥ってしまいます。

英語力を磨く前に、

「どこでどう使うのか」を整理しないと、努力が空回りする可能性があります。

私はこれまで約20年、英語(英会話)と身近な関係にありました。

自衛隊在職時には日米共同訓練での通訳・翻訳業に従事し、

自衛隊退職後、他の民間企業でも英語を使う機会に恵まれました。

とはいえ、ネイティブ並みに話せるわけではありません。

外資系企業でバリバリ活躍するレベルでもありません。

それでも実際の現場では、

・英文メール対応

・英語資料の作成

・簡単な逐次通訳

・日本企業と外資系企業の橋渡し役

といった形で英語を活かす場面が多々ありました。

こういった経験をしてきたからこそ、

『外資系企業に転職してバリバリ活躍するんだ!』

などのような憧れ、理想論ではない「現実のライン」について

正直に伝えることができます。

シンはこんな人

本業は会社員の40代ブロガー。
自衛隊や複数の民間企業など、通算7度の転職を経験し、

その過程でさまざまな業種において英語をビジネスの現場で活用。
「今ある英語力を職場でどう活用するか」など、
英語×キャリアを軸にした働き方について記事を綴る。

この記事では、

”仕事で本当に求められる英語力の現実がどのくらいか”

”「ペラペラ」でなくても評価される理由”

”英語学習を続けるかどうかの判断軸”

などについて、自身の体験談を交えながら整理します。

この記事を読むことで、以下のようなメリットを得ることができます。

本記事を読むことで得られるメリット

✅ 「自分の英語力は足りないのでは?」という漠然とした不安が整理されます

✅ 英語力を伸ばすべきか、職場環境を見直すべきかを判断できるようになります

✅ 自身の努力不足ではなく“配置の問題”かもしれないと気づけます

つまり、

英語力そのものだけではなく、キャリアの見直しも同時に考えられるようになります。

結論から言えば、

英語は「ペラペラ」でなくてもいいのです。

ただし、

あなた自身の英語力が活きる環境にいるかどうかが大事です。

あなたがすでに英語を活用できる理想的な職場にいるのでしたら、

あとはそこで求められる英語力を身につける必要があるでしょうし、

逆にそういった環境に恵まれていないのであれば、

無理に英語力を伸ばすよりもまずは、現在のレベルに見合った場所を見つけることが先決です。

ここから先は、

「どのくらいの英語力があれば仕事で通用するのか」

そして、

「英語を続けるべきか迷ったときの判断軸」

について、具体的に見ていきましょう。

英語はネイティブ並みでないと意味がない?

「仕事で英語を使うなら、ネイティブ並みに話せないと意味がない。」

心のどこかで、そんな基準を自分に課していないでしょうか。

🤔 TOEICは800点以上ないとビジネスの現場で通用しないのでは?

🤔 会議でスラスラ発言できなければ評価されないのでは?

🤔 外資系企業に転職できないレベルなら、意味がないのでは?

こうした疑問や不安は、英語学習を続けてきた人ほど強くなりがちです。

ある程度できるようになったからこそ、「上には上がいる」ことを知ってしまうからです。

私自身も、まさにその思考に縛られていました。

長らく英語学習を続け、自衛官時代には、実質的な"国内留学"ともいえる在日米軍基地研修(3ヶ月)に参加。

それでもTOEICスコアは過去最高で750点。

(※必ずしもTOEICスコアが英語の実務レベルに比例するとは思いませんが。)

日米共同訓練の場では、自分の拙い英語力と比べ、澱みなく通訳をこなす同期を目にして悔しさを覚えたり、、

結局、ネイティブ並みに聞いたり話したりできない自分を情けなく感じ、『外資系企業への転職』に対しても常にハードルの高さを感じていました。

ですが、ネイティブ並みの英語力を持ち合わせなくても、必要以上にご自身を卑下する必要はないのです。

それでも英語に向き合い続けた理由

なぜ、私は英語を途中でやめなかったのか。

理由は単純で、「完璧でなくても役に立つ場面があった」からです。

たとえば、

・英文メールのやり取りを任されたとき

・海外資料の要点をまとめる役割を担ったとき

・英語が得意ではない同僚と海外担当の間に立ったとき

流暢に話す力以上に、

相手の意図を汲み取る力

業務の本質を理解する力

相手に合わせて業務上必要なことを的確に伝える力

つまり、英語力そのものも大事ですが、

それ以上に『業務理解』+『コミュニケーション能力』が必要とされる場面を多く経験してきたのです。

もちろん、うまく意識疎通できなかった時には悔しさを覚えたことも一度や二度ではありません。

でも、"自分が必要とされる"場面を繰り返し経験することで、

今の英語力を卑下することは次第になくなっていきました。

「ペラペラでなくても、ここでは自分の英語力が求められている」と。

問題は「レベル」よりも「基準」

今思えば、私が長らく苦しんでいたのは、英語力そのものではありませんでした。

それは、

“どの基準で今の自分を測るか”という問題。

当然のことながら、外資でバリバリ活躍する人を基準にすれば、自分は未熟です。

ネイティブ並みを基準にしたら、それは永遠に届かないかもしれません。

でも、実際に経験した仕事の現場では、

“ネイティブ並みかどうか"よりも、

その業務で使えるかどうかの方がはるかに重要でした。

これは、少し考えていただければお分かりかと思います。

どれだけTOEICでハイスコアを取得しても、

英検1級を保有していたとしても、

実際にビジネスの現場でその英語力を活かせなければ意味がありません。

にもかかわらず、多くの人が、ご自身が掲げる「理想の英語力」と自分を比較し、

『全然ダメだ』と自己否定してしまいます。

⤵️ まだ勉強が足りない

⤵️ もっと話せるようにならないと

⤵️ 今のままでは武器にならない

と、必要以上に自分を追い込み続けてしまいます。

私は今でも、英語に"完璧さ"を求めていません。

というより、そもそもオールラウンドで通用する"完璧な英語力"なんて存在しないと思うのです。

それぞれの現場で求められる業務レベルや、よく使う英語表現なども大きく異なるからです。

英語が“ネイティブ並みかどうか”ではなく、

“今の職場で求められるレベルに達しているかどうか"なのです。

極端なことを言えば、片言しか英語を話せなくても、

あるいは読み書きくらいならできるレベルであっても、

それでなんとか業務を回せる職場だって存在します。

この視点さえ持てるようになれば、

英語力のレベルにかかわらず、それは現実的な武器になりえます。

次の章では、実際の現場で求められた英語力がどの程度だったのか。

「ペラペラ」でなくても評価された私自身の具体例を、もう少し掘り下げていきます。

実際の現場で求められた英語力は「業務に耐える力」だった

前章でお伝えした通り、私はネイティブ並みに英語を話せるわけではありません。

それでも、実際の現場ではその英語力を頼られる場面がありました。

そこで求められていたのは――

「流暢さ」ではなく、業務に耐えられるかどうか

英語対応例① 英文メール:“正確な英語"よりも“誤解させない"こと

まず多かったのが、英文メール対応です。

海外担当者とのやり取りで、

・依頼内容の確認

・業務スケジュールの打ち合わせ

・製品のトラブル対応

などを英語でやり取りする場面が何度もありました。

ここで求められたのは、

正確なスペルでも、文法的に誤りのない表現でもありません。

必要だったのは、

☑️ 相手の意図を正確に読み取ること

☑️ こちらの伝えたい内容を誤解なく書くこと

☑️ 曖昧な部分をそのままにしないこと

多少ぎこちない英文でも構わないのです。

文法的におかしな点があったとしても、業務に必要な情報が間違いなく伝わればいいのですから。

対応するクライアントによっては、先方がネイティブではない場面もあります。

むしろ、ビジネスがますますグローバル化した現在では、

非ネイティブとのやり取りの方が多くなってきています🌏

そんな現場において、

『これは文法的に間違っている』

『こんな表現は使わない』

なんてくだらない指摘などありません。

英語対応例② 会議や資料の要点理解|全部わからなくてもいい

英語でのWeb会議に通訳的なポジションで立ち会い、

英文資料を扱う場面もありました。

正直に言えば、

すべてを完璧に聞き取れるわけではありませんでした。

ですが、実務で重要なのは、

✔️ 何が最終決定事項なのか

✔️ 誰が何を担当するのか

✔️ どこが業務上のリスクなのか

などといった要点理解です。

100%英語を理解することよりも、

「70〜80%でも業務に支障が出ない理解」を確保すること。

結局、ここでも同じです。

業務を問題なく進められるかどうか、なのです。

英語対応例③ 専門用語の把握|“英語力”より“業界に対する理解”

もう一つ大きかったのが、専門用語の理解です。

一般的な日常英会話が得意でも、

その業種・職種で頻繁に使われる業界用語(専門用語)が分からなければ仕事にはなりません。

逆に言えば、

・その分野でよく使われる単語

・略語や技術用語

・業界特有の言い回し

これらをしっかり押さえていれば、

英語が初心者レベルであっても十分に戦えます。

実際、ネイティブのような正確な発音よりも、

専門用語を正確に理解し、使えるかどうかの方が、円滑な業務遂行に役立ちます。

現場で評価された英語力の基準

私の経験を整理すると、次のようになります。

発音の流暢さ < 正確な意思疎通

文法の完璧さ < 文脈理解

ネイティブ並みに話せることよりも、

・業務を止めないこと

・双方の誤解を生まないこと

・役割を果たせること

これが評価基準でした。

もちろん、外資系企業で高度な交渉をする場合は別でしょう。

ネイティブのクライアント同士が業務上のやり取りをする様子を何度も目にしていますが、私には彼らほど流暢には話せません。

ですが、多くの日本企業や組織においては、

“ペラペラ”である必要はない。

“業務に耐えられる”ことの方が重要。

これが、私が現場で体感した現実です。

次章では、この英語力の評価が、

組織や環境によってどう変わるのかを整理していきます。

英語力の評価を分けたのは「環境」だった

ここまで読んでいただき、こう思われた方もいるかもしれません。

「結局、ある程度できればいいってことか」と。

確かにそれもありますが、

私が本当に痛感したのは――

英語力そのものよりも、“どの環境で活かすか"の方がはるかに重要だった

という事実です。

英語が評価される組織では「武器」になる

私が英語を活かせた職場では、以下のような共通点がありました。

✔︎ 海外とのやり取りが欠かせない業務がある

✔︎ 英語を話せる社員がいない(いても数名)

✔︎ 英語ができる人材は優遇される

(『英語手当』などが支給される)

このような環境においては、

それほど流暢に話せなくても、

・「英語ができる人」として認識され

・海外との折衝業務を任され

・いざという時には最大限頼りにされる

という、“独特のポジション"が確立されていました。

英語が完璧でなくても、

“業務を回せる英語力”があれば十分にそのチームの中で機能し、同僚から頼られるのです。

つまり、このような環境においては英語は確実に武器になります。

私が転職を繰り返し、このような"英語環境"に遭遇するたび、

常に脳裏をよぎっていた古めかしいことわざがあります。

“鶏口となるも牛後となるなかれ"

つまり、ネイティブ並みに話せる英語猛者たちがひしめく外資系企業で苦労するよりも、

英語人材がほとんどいない企業で重宝されるポジションに就いた方がはるかに働きやすい、ということです。

英語力がまったく評価されない組織では「趣味」でしかない

一方で、自分の英語力がまったく活きない職場環境も経験しました。

・海外との接点など皆無

・英語がそもそも評価項目に含まれていない

・「英語できるの?へぇ」で終わる

たとえどれだけ勉強しても、

どれだけTOEICのスコアが伸びたとしても、

英語を活かす場面が業務に組み込まれていなければ意味を持ちません。

英語力は活かされる場面があって初めて武器となり、他者と差別化できるスキルになり得るのです。

職場環境に恵まれなければ、

どれだけ使いこなせる英語力を持っていたとしても、

それは"個人の趣味”でしかありません。

英語力を活かせるキャリア設計を

繰り返しになりますが、、

多くの人が、ご自身の英語力を能力の優劣だけで測ろうとしています。

⤵️ まだ足りない

⤵️ もっと上達しないと

⤵️ ネイティブ並みにならないと

でも、私の経験から言えば、

本質はそこではありません。

英語は――

能力の問題ではなく、環境の問題。

どのような組織にいるか。

どのような役割に置かれているか。

英語が評価制度に組み込まれているか。

ここが揃わなければ、

どれだけ自身の英語力を磨いても、

その努力は報われにくいのです。

逆に、環境さえ合えば、

“ペラペラでなくても”十分に報われます。

英語が活きるかどうかは、

あなたの実力だけで決まるわけではありません。

「どこにいるか」というキャリア設計の問題でもあるのです。

次章では、英語を続けるかどうか迷ったときに、

どの視点で判断すべきかを具体的に整理していきます。

英語を続けるべきか迷ったときの3つの判断軸

「このまま英語学習を続けるべきだろうか。」

ある程度勉強を続けてきた人ほど、

一度はこの問いにぶつかるはずです。

・思ったより評価されない

・使う機会が少ない(ほとんどない)

・上には上がいる

・外資に行けるほどのレベルでもない

そんなときに考えていただきたいのは、

「自分の英語力が足りないかどうか」ではありません。

見るべきなのは、環境との相性です。

ここでは、私自身が振り返って整理した3つの判断軸についてお伝えします。

判断軸① その職場に英語を使う"ポジション"が存在するか

まず最初に確認すべきは、

英語を使う“ポジション”が職場に存在するかどうか。

☑️ 海外とのやり取りが日常的にあるか

☑️ 英語資料を扱う部署があるか

☑️ 英語対応が明確な業務として存在するか

もしこれらが“存在しない”のであれば、

いくら努力してもあなたの英語力は評価されにくいでしょう。

私自身、英語を使う役割があった環境では、

多少ぎこちなくても任される場面がありました。

一方、そういった役割がない組織では、

「英語できるんですね、すごいですね。」

で終わりです。

英語を続けるか迷ったときは、

まずはここを冷静に見てください。

判断軸② 英語力が評価制度に組み込まれているか

次に見るべきは、

英語力が“評価項目”に含まれているかどうか。

これは意外と見落とされがちです。

✔️ 昇進要件に英語力が含まれているか

✔️ 英語を使う業務が人事的にプラス評価か

✔️ 『英語手当』などの報酬が存在するか

もし制度として組み込まれていないとしたら、

努力は“自己満足”で終わってしまいます。

逆に、

・英語力を示すことで業務範囲が広がる

・他部署であれば海外担当ポジションがある

という場合であれば、

英語は明確な武器になりますし、

「異動願い」を上申してでもチャレンジする価値はあると言えます。

努力の方向性を間違えないためにも、

現在の会社(職場)の評価の仕組みを一度確認することが重要です。

判断軸③ 英語が将来の選択肢に繋がる構造か

最後に考えていただきたいのが、

その英語力が「将来の選択肢」を広げるかどうか、ということです。

仮に今の職場で評価されていなくても、

⭐️ 将来的に英語を活かす部署に異動できる可能性がある

⭐️ 英語を活かせるポジションが配置される予定がある

⭐️ 転職市場で価値が出る業務経験が積める

こうした“接続点”があるなら、

今の職場で頑張って続ける意味はあります。

一方で、

・今の職場では使わない

・異動の可能性もない

・その業界では英語が武器にならない

のであれば、

英語を磨くより「環境を変える」方が合理的かもしれません。

英語力を磨くか、環境を変えるか

ここまでを整理すると、

英語学習を続けるかどうかは

「現在の能力の問題」ではありません。

活かせるポジションがあるか

評価制度に組み込まれているか

将来的に使える見込みがあるか

いずれかの条件を満たすとしたら、

今の環境で英語力を磨く価値はあるでしょう。

いずれも揃っていないなら、

環境そのものを見直す選択肢も考えるべきです。

英語をやめるか続けるか――

という二択ではなく、

英語を活かせる環境にいるかどうか。

ここに目を向けたとき、

初めて『英語キャリア』としての判断ができます。

次章では、外資を目指さなくても英語が活きる現実的なケースについて整理していきます。

外資を目指さなくても、英語は無駄にならない

ここは、特に強調したい部分です。

“英語力を活かす"というと、多くの人がこう考えます。

🌎 外資系企業に転職する

🌎 海外赴任する

🌎 グローバル企業で活躍する

確かに、それは一つの理想像かもしれません。

ですが、現実はもっと多様です。

私自身、外資系でバリバリ活躍しているわけではありません。

ネイティブ並みに話せるわけでもありません。

それでも、これまで長らく磨いてきた英語力は全く無駄になっていません。

英語=外資だけではない

英語は「外資に行くための資格」ではありません。

日本企業の中にも、

・海外とのやり取りがある部署

・英語資料を扱う業務

・海外ベンダーとの調整

といった場面が少なからず存在します。

実際、私が英語を活かせたのも、

外資系ではなく、日本の企業の中でした。

『外資に転職しなければ意味がない』

という発想のままでは、

今の学習努力が報われるのがはるか先になってしまうかもしれず、

あるいは、半永久的に報われないかもしれません。

一部の業務対応だけでも十分“価値”になる

英語力を活かす場が、恒常業務のすべてを占める必要はありません。

📝 月に数回の英文メール

📝 海外資料の要点整理

📝 英語での問い合わせ対応

こうした“部分的な役割”でも、

組織の中では十分に価値になります。

私が担っていたのも、

まさにこうした"業務の一部"でしたし、

ほとんど使用する機会がない職場にいた時でさえ、

月に¥10,000の『英語手当』をいただいていました。

通訳でもなく、海外駐在でもなく、

あくまで「英語が必要なときに対応できる人」

それだけでも、

職場内でのポジションは確実に変わりますし、“希少人材"として認識されます。

“橋渡し役”という現実的なポジション

英語ができる人は、

必ずしも業務の主役になる必要はありません。

むしろ多くの場合、

英語が苦手な人と、英語を使う相手との間に立って業務上の意思疎通を図る

という“橋渡し役”が求められます。

私が評価されたのも、

高尚な英語力ではなく、

✅ 互いの意図を汲み取る力

会議内の要点をまとめる力

でした。

流暢さよりも、双方の誤解を生まないこと。

これは外資でなくても成立しますし、

もっと言えば、英語力うんぬん以前に、総体的な“ビジネスコミュニケーション能力"です。

「情報アクセス力」という隠された武器

もう一つ、見落とされがちなのが「情報アクセス力」です。

英語が読めることで、

海外ニュースを一次情報で読める

海外発の業界における技術資料を直接参照できる

職場内で誰よりも早く最新情報に触れ、同僚に教え導く側に立てる

こうした差が生まれます。

これは目立ちにくいですが、

長期的には大きな武器になります。

日本語に翻訳される前の情報に直接触れることができる

= 業界の最先端に誰よりも詳しくなれる

= その後も転職を含め、業界内でキャリアを確立しやすいということです。

英語の価値は“極端な成功”だけではない

英語を学ぶと、

・外資系企業で高年収

・海外で活躍

・世界を舞台に仕事

といった華やかなイメージばかりが目につきます。

ですが、ここまで繰り返し述べてきたように、

外資という環境下ではなくとも、

自身の価値を発揮できる英語の使い方はたくさん存在します。

・一部業務を任される

(英語を使えない他の同僚にはできない)

・情報の質が上がる

・社内での立ち位置が変わる

・選択肢が少し広がる

私はこういった、極めて現実的な"英語力を活かす場面"を経験してきました。

だからこそ言えるのは、

英語は、

外資を目指さなくても無駄にはならない。

ただし――

それが活きる環境にいれば、の話です。

一人で判断が難しいときは「能力」ではなく「環境」に目を向ける

ここまでお読みいただいた方は、もうお気づきかもしれません。

問題は「英語力が足りないかどうか」ではなく、

その今ある英語力が、どこでどう活きるのか。

(※もちろん、業務で使えるレベルに達していないのであれば、磨き続ける必要はあります。)

英語力を磨く前に、整理すべきことがある

多くの人は、迷ったときにこう考えてしまいます。

🤔 もっと話せるようになれば評価されるはず

🤔 TOEICスコアをもっと上げれば可能性が広がるはず

🤔 まだまだ努力が足りないのではないか

ですが、私の経験から言えば、

英語力そのものを磨く前に、

今ある英語力をどこでどう活かせるのかを整理することの方が重要です。

・今の職場に英語を使うポジションはあるか?

・英語スキルが評価制度に組み込まれているか?

ここが曖昧なまま努力を続けると、

「頑張っているのに報われない」という状態に陥りやすくなり、

せっかく頑張って続けている学習がムダになってしまうことも。。

能力だけの視点から見ると苦しくなる

英語を“能力だけの視点"から捉えてしまうと、

⤵️ できない自分が悪い

⤵️ もっと努力しないといけない

⤵️ あの人はペラペラだからすごい

と、自分を追い込んでしまうことになり、

今すぐにでも発揮できる英語力を埋もれさせてしまうことにもなりかねません。。

ネイティブスピーカーが集う環境では役に立たないとしても、

英語を話せない同僚ばかりの環境においては、あなたの英語力が重宝されることは大いにあり得ます。

環境が変われば価値は大きく変わるのです。

だからこそ、迷ったときは一度立ち止まり、

今ある能力にだけ目を向けるのではなく、"使う環境"にも視野を広げてみましょう。

一人で整理するのが難しいときは

とはいえ、

・今の職場で頑張って続けるべきか

・英語を活かせる場に異動すべきか

・転職も視野に入れるべきか

・そもそも英語をキャリアの軸にすべきなのか

こうした判断を一人で整理するのは、

簡単ではないでしょう。

ここまで努力してきた時間があるからこそ、

あなた自身の感情も入り混じり、容易に決められないこともあるはずです。

そんなときは、ムリに急いで決断するのではなく、

判断軸を言語化することが大切です。

もし、

・自分の今の英語力は武器になるのか

・今の環境で続ける意味はあるのか

・どんな環境に身を置けば英語力が活きるのか

こういったことを一度整理してみたいと感じたら、

「キャリアの整理・相談について」のページで、英語を含むスキルの扱い方をまとめています👇

キャリアの整理・相談について

一人で抱え込む必要はありません。

英語力を伸ばす前に、

そのスキルを“どこでどう活かすのか"。

そこから一緒に整理していくこともできます。

英語はペラペラでなくてもいいんです。

ご自身の今あるスキルに見合う環境を見つけ出すこと。

それが、努力を無駄にしないための、

現実的なキャリア判断だと、私は考えています。

➡️ 『スキルとキャリアの判断軸』ページ