【目立ちすぎず、自分らしく。】30代の“出る杭”が打たれないコツ
職場で“出る杭”にならない！30代が自分らしく働くためのコツ
・「頑張って成果を出したのに、なぜか周囲から煙たがられる…」
・「提案をすると“出しゃばり”と受け取られてしまう」
・「本当は自分らしく働きたいのに、職場の空気に合わせてしまう」
30代になると、仕事の責任も増え、社内での評価も気になり始める時期。
だからこそ、“目立ちすぎる”ことに敏感になり、
周囲の上司や同僚との関係に悩む方は少なくありません。
「出る杭は打たれる」という言葉があるように、
日本の職場文化では、突出した成果や個性が必ずしも歓迎されない傾向があります。
その背景には、集団の調和を大切にする文化や、
嫉妬や対抗心といった心理が隠れています。
もし何も対策を取らなければ、
あなたのせっかくの努力や個性が正当に評価されず、
かえって心身の疲弊や、今後のキャリアの停滞につながりかねません。
私自身、これまで職場で「出る杭」として浮いてしまった経験が何度もあります。
自分の元来の性格にもよるものですが、
”成果を出した”つもりが周囲から距離を置かれたり、時には真っ向から非難されたり、、。
そうした経験を経て、“目立ちすぎず自分らしく働く”ための工夫を実践してきました。
現在はブログを通じて「働き方に迷った人」に向けて発信を続けています。
本業は会社員の40代ブロガー。
これまでに自衛隊や複数の民間企業など、
通算7度の転職を経験し、数多くの人間関係に悩み抜き、
そこから多くの教訓を学ぶ。
2019年から副業としてブログを始め、
少額ながら副収入を得るように。
働き方の多様性やその価値観について継続発信中。
この記事では、30代の皆さんが職場で「出る杭」として打たれずに、
自分らしさを守りながら働くための考え方と具体的なコツについて解説します。
この記事を読むことで、
・周囲に波風を立てずに成果を出す方法がわかる
・自分らしさを失わずに職場に居場所を作れる
・ “出る杭”として孤立せず、キャリアを前向きに築ける
といったメリットが得られます。
“目立たないこと”と“自分らしさを消すこと”は違います。
30代だからこそ、職場の同僚たちと調和を保ちながらも自分の価値を発揮できる働き方があります。
この記事を通じて、そのヒントを見つけていただければ幸いです。
「出る杭は打たれる」――その言葉の背景にあるもの
「出る杭は打たれる」という言葉は、
調和を大切にする日本文化から生まれたといわれています。
特に職場では、目立ちすぎる人や成果を出しすぎる人に対して、周囲が違和感を抱くことがあります。
それは嫉妬心から来ることもあれば、「チームワークが乱れるのではないか」という警戒心から来ることも。
つまり、“杭を打つ”人の多くは、悪意ではなく、
無意識のうちに「安心を守りたい」「調和を保ちたい」という心理で動いているのです。
和を大切にする典型的な日本文化ですね。
でもこれがあるがために、周囲に気を遣いすぎて、
せっかくの自身の能力を発揮できない人がいることも事実です。
職場で「出る杭」になりやすい人の特徴
30代で「出る杭」と見られやすいのは、一般的に次のようなタイプと言われています。
・積極的に発言し、新しい提案をする
・成果を出すスピードが早い
・仕事に妥協せず完璧を目指す
・上司よりも専門分野で詳しい部分がある
こうした特徴は本来“強み”であって、賞賛されるべきものですが、
環境によっては周囲の警戒や嫉妬を招く原因となります。
ここまでの内容を読み、歯痒く覚えている30代の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
かつては私もそうでした。
いや、40代となった今でも似たようなことはあります。
チームのために良かれと思い、業務改善のために新たな提案を上司に投げかける。
すると、それを聞いた先輩社員のなかには快く思わない人もいて、
反発してくる、という典型的なパターンです。
『今までのやり方でいいじゃないか。なぜ、わざわざ新しい手法を取り入れる必要がある？』てな感じです。
やり方を変えるべき理由はちゃんとしたものがあり、
おとなしく引き下がるのも違う、、。
でもやっぱりチームの和を乱さないためにも、周囲と協調してやっていく必要があります。
ではどうすればいいのでしょうか？
“打たれる杭”にならないための考え方
大切なのは「出ない杭」になることではなく、打たれにくい杭になることです。
具体的には、以下の考え方を持つと気持ちが楽になります。
・すべての人に認められようとしない
・周囲のペースを尊重しつつ、自分の強みを活かす
・「目立つこと」と「評価されること」は別だと理解する
“万人に好かれる人"なんて、そうそういません。
10人も集まれば、一人くらいはあなたと相性が合わない、なんてタイプも出てくるでしょう。
そういう人に限って、あなたが仕事で目立つことに対し、
反対意見を述べるという、"杭打ち"をしてくるものです。
すべての人に認められたいという考えを最初から持たないことが大切です。
また、ふだんから職場の雰囲気を理解し、
チームとしての成果の出し方をなんとなくでも把握していれば、
その雰囲気に合わせた『自分の貢献の仕方』というものが見えてくるはずです。
ですので、自分だけが目立つような成果の出し方ではなく、
『○○さんや△△さんの助言もあり、このような成果につながりました。』
という報告の方がよりスマートです。
言うなれば、同じ成果をあげるにしても、“周囲の人を巻き込む"こと。
そうすれば、あなただけが打たれる杭になることはなく、その手の悩みはなくなります。
同時にそれが、『同僚と協調できる人』、
結果として『仕事ができる人』という評価につながってきます。
職場で打たれないための実践的なコツ
ここでは、私が実際に取り入れて効果を感じた方法を紹介します。
1. “成果はチームのもの"という姿勢を貫く
仕事で出せた成果を"自分だけの力で成し遂げた"という言い方にするのではなく、
『みんなで達成できた』という言葉に置き換えましょう。
周囲を尊重する姿勢をふだんから前面に出していれば、
いやでも周囲の同僚はあなたを押し上げ、
結果としてあなたの評価が格段に上がることになります。
2. 周囲への根回しも怠らない
たとえば業務改善に関する提案などを出すと、
どうしても個人として目立ってしまう場面もあると思います。
そのような際でも、なるべく事前に周囲の同僚にそれとなく、
『実は今、こんなことを考えてるんですけど、どう思います？』と、
狭い範囲でも構いませんので、同僚の反応を探ってみましょう。
そこで好ましくない反応であれば、ムリに提案を出すことは避けるべきです。
逆に、好感触であれば、同意を示してくれた同僚は少なくとも発言(提案)の場においてもあなたを支持してくれるでしょう。
やはり、“周囲を巻き込む"ことが大事です。
3. “自分語り"ではなく、"聞き役"に徹する
ふだんから自身の主張ばかり訴える人は、職場においても好ましく思われません。
たとえ成果につながるような正論であっても、周りの人は素直に聞いてくれません。
むしろ、あなたが日頃から同僚の話に耳を傾け、
“聞き役"に徹することで、自然と『あの人は話しやすい』という印象を植え付けることができます。
そもそも好印象を持たれている人であれば、
多少の発言には周囲も耳を傾けてくれるものです。
30代だからこそ選べる“自分らしい働き方”
20代ではがむしゃらに努力し、40代では管理職としての責任が重くなる。
その間にある30代は、キャリアの方向性を決める大切な時期と言えるでしょう。
「目立たず自分を抑える」のではなく、「目立ちすぎず自分らしく」働くこと。
ここまでの記事で述べてきたように、
周囲の意見に耳を傾け、良好な関係を築き、
自然と好かれるようなポジションを確立しておくことです。
そうすれば、叩かれないどころか、その確立した人間性があなたにとって貴重な財産となります。
多くの人から好ましく思われる人間性というのは、
そう簡単に身につくものではありませんが、努力する甲斐はあります。
周囲の人たちに『一緒に働きたい』と思ってもらえれば、
自分をムリに曲げる必要もなくなります。
自ずと、“自分らしい働き方"ができるようになります。
『職場の空気を読んでしまって、自分の意見を言い出せない。』という方は、
まずは周囲の同僚とコミュニケーションをとってみましょう。
相手の話に耳を傾けつつ、自身の思いを少しずつ伝えて理解を求めるようにすれば、
一人二人と少しずつ、"理解の輪"が広がっていきます。
そこまでいけば、"打たれる杭"になることはありません。
それでも反対意見が出るかもしれませんが、
その人とは『単に相性が合わないだけ』と割り切り、
“自分らしさ"を見失わないようにしましょう。
ある程度の人間性を備えた人が放つ個性は、どこの職場に行っても重宝されるでしょうし、
貴重な人材とみなされることは間違いありません。
明日から少しずつ、できるところから小さく実践してみてください😀✨
当ブログでは、他にも『人間関係に関する悩み』について、
私自身の経験に基づく”解決のためのコツ”などを発信しています。
参考にしていただければ幸いです。