【”転職リセット癖”に注意！】人間関係の悩みをなくす本当の解決策とは？
明日から人間関係がラクになる！
転職をすれば、これまでの人間関係を一度リセットできる――。
そう考えたことはありませんか？
確かに、新しい職場では上司や同僚も変わり、環境が一新されます。
しかし「これで悩みから解放されるはず」と期待しても、
なぜか似たような問題にぶつかってしまう人は少なくありません。
実はそこには、転職だけでは解決できない“落とし穴”があります。
・職場の人間関係に疲れて、「もう転職しかない…」と思ってしまう
・転職すれば“嫌な上司や同僚と離れられる”と期待する
・しかし新しい職場でも、なぜか同じような悩みを繰り返してしまう
人間関係を理由に転職を繰り返す人は少なくありません。
しかし、表面的に環境を変えるだけでは、また同じ悩みが再現してしまうリスクがあります。
「転職＝リセット」という考えに頼り続けると、
キャリアの一貫性を失ったり、
採用側から「人間関係に問題を抱えやすい人」と見られることも。
このままでは、せっかくの転職が解決どころか、
かえって自分を追い詰めることにもなりかねません。
私自身、過去に人間関係を理由に転職を繰り返した経験があります。
その中で気づいたのは「職場を変えても、人間関係のストレスが消えるわけではない」という現実でした。
しかし同時に、自分の考え方や接し方を見直すことで、
人間関係の悩みが驚くほど軽くなることを体験しました。
現在はその経験を活かし、キャリア相談や働き方に関する情報を発信しています。
本業は会社員の40代ブロガー。
これまでに自衛隊や複数の民間企業など、
通算7度の転職を経験し、数多くの人間関係に悩み抜き、
そこから多くの教訓を学ぶ。
2019年から副業としてブログを始め、
少額ながら副収入を得るように。
働き方の多様性やその価値観について継続発信中。
この記事では、「転職リセット癖」に陥る人の心理や背景を解説し、
その上で 人間関係の悩みを根本からなくすための具体的な解決策＝“自分自身の成長"について紹介します。
この記事を読むことで、
・「なぜ同じ悩みを繰り返してしまうのか」が理解できる
・「転職しても人間関係に悩まないための視点」が得られる
・「自分自身を変えることで人間関係が楽になる方法」を実践できる
このようなメリットを得られます。
人間関係のストレスから解放される本当の方法は、
転職による外部環境の変化 = “外側のリセット”ではなく、
自分自身の考え方や行動を変える“内側のリセット” です。
この記事を通して、転職に頼らずとも人間関係をラクにできるヒントを見つけていただければ幸いです。
転職で人間関係は本当にリセットできるのか？
転職で環境が変わるメリット
「もうあの上司の顔を見なくていい」
「ゼロから新しい関係を築ける」
転職直後はこうした解放感に包まれることが多いでしょう。
実際に、苦手な人間関係から離れられるのは確かにメリットです。
さらに、自分の立ち位置を最初から作り直せるため、
「今度こそ頑張ろう✊」と前向きな気持ちになれる人もいます。
人間関係リセットに期待してしまう心理的背景
人間関係のストレスは、積もれば積もるほど、
「もう、この環境ごと変えてしまいたい😓」と考えがちです。
特に真面目で我慢強い人ほど、「もう無理」と限界に達したとき、
一気に転職に気持ちが傾くものです。
最近では「人間関係リセット症候群」と呼ばれるケースもあり、
あまり深く考えずに転職を繰り返す人も増えています。
リセットできたように感じても繰り返す問題
しかし、新しい職場でも「似たような人」は必ずいます。
10人も人が集まれば、一人くらいは自分と相性の合わない人がいるものです。
私自身も、過去に転職で人間関係から逃げた経験がありますが、
「前の職場と同じように苦手なタイプの人」が新しい環境にもいました。
転職で一時的に楽になったとしても、
根本の原因を解消しない限り、同じ悩みを繰り返してしまいます。
“転職リセット癖”に陥る人の特徴とリスク
職場を変えても同じ悩みを抱えてしまう理由
「どうして私ばかり、人間関係で悩むんだろう？」
そう思ったことはありませんか？
実はストレスの原因は「相手」だけではなく、
自分の受け止め方や関わり方にあることが少なくありません。
たとえば、相手のちょっとした指摘を「攻撃された」と感じてしまうと、
どんな職場でも人間関係はつらく感じます。
キャリアや評価に与えるマイナス影響
転職が続くと、履歴書が与える印象は確実に悪くなります。
「また人間関係で辞めるのでは？」と採用側が疑うのは自然なこと。
私も転職活動をしたとき、面接で「なぜ短期間で退職したのか」を何度も聞かれました。
その都度、面接官が納得し得る理由を述べてきましたが、
パッと見のイメージが悪くなることは間違いありません。
「人間関係リセット症候群」とは？
人間関係をリセットしたいという思いが強く、
転職や引っ越しを繰り返してしまう心理状態を指します。
背景には「自己肯定感の低さ」や「対人ストレスへの耐性不足」があります。
本人も無意識のうちに繰り返してしまうことが多く、
放っておくとキャリア全体に悪影響を及ぼします。
人間関係の悩みを根本からなくす本当の解決策
自分の思考パターンを見直す
「相手は変えられないが、自分は変えられる」
この考え方を持つだけで、人間関係は驚くほど楽になります。
たとえば、同僚から「この資料、もう少し工夫できるんじゃない？」と言われたとします。
Aさんは「批判された！」と落ち込み、ストレスに。
Bさんは「期待されている証拠かも！」と前向きに捉え、改善のきっかけに。
同じ言葉でも、受け取り方ひとつで結果は大きく変わるものです。
また、私自身の経験に基づくものですが、
これまで以上に周囲の人に対して“謙虚に接する"習慣をつけると、
だいぶストレスが軽減されます。
人間、謙虚な姿勢でコミュニケーションをとろうとする人に対しては少なからず好印象を持つものです。
たとえ相手が一回り以上歳下であっても、敬語を使ってみたり。
これこそ、『自分を変える』具体例の一つです。
自身が謙虚になるということは、イコール、相手を尊重するということです。
この思考を習慣的に持つことができれば、職場における人間関係の悩みは激減するでしょう。
ストレスを軽くするコミュニケーションの工夫
もう少し具体的に、ストレスを和らげるコミュニケーション方法を紹介します。
・すべてを一人で抱え込まない
・相手の話をまずは最後まで聞く
・感情的になりそうなときは深呼吸してから話す
いずれも、“謙虚に接する"ことと同じ姿勢です。
何か問題が起きたときに無理して抱え込むのではなく、
周囲の同僚を頼りましょう。
あなたが日頃から謙虚に接していれば、頼られる方も親身になって助けてくれるはず。
そしてコミュニケーションの時にはなるべく相手の話に耳を傾けることです。
“傾聴力"と呼ばれるこのスキルは、意外と実践できないものです。
多くの人は、相手の話に耳を傾けているかのようでいて、
実際には、『次はどう話そう？』などと自身の主張に心がいきがち。
しっかりと相手の方に姿勢を向け、
相づちを打ちながら、共感の言葉を挟むなど、
心から相手に寄り添うことです。
こういったコミュニケーションスキルを日頃から発揮できていれば、
人間関係でストレスを感じる余地など微塵も残っていないでしょう。
小さな行動変化が人間関係を大きく変える
毎朝「おはようございます」と自分から声をかける。
常に笑顔で、周囲の人が話しかけやすい雰囲気を作る。
一見ささいなことですが、
こうしたちょっとした行動の積み重ねが周囲の印象を変え、
信頼関係を築くきっかけになります。
実際、もともとが無愛想で無口だった自分も、
なるべくこちらから話しかけ、周囲の同僚と雑談を交わすようになってから、
職場の雰囲気が柔らかくなり、人間関係のストレスは激減しました。
転職を前向きに活かすためのポイント
“リセット目的"の転職を避ける
「今の人間関係から逃げたい」だけの理由で転職すると、また同じ壁にぶつかります。
仮に、どうしても転職以外に選択肢がない状況になったとしても、
なるべくネガティブな理由でするのではなく、
あくまで「キャリアアップ」や「新しい挑戦」のために選ぶべきです。
これについては具体的に解説している記事もありますので、参考にしてみてください。
【転職で失敗しないために】～後悔しない人がやっている『3つの準備』とは？
転職前に試しておきたい自己改善のステップ
安易に転職を考える前に、“自分自身を改善する"ことで、
今の人間関係の状況が良くならないかどうか、ぜひ試してください。
たとえば、
・自分の強み・弱みを棚卸しする
・本や研修などからコミュニケーションスキルを学ぶ
自分の強みや弱みを把握することは、すなわち『自己分析』ですね。
たとえば、『自分は人の話を聞くことが得意』だと気づけば、
そこからコミュニケーションスキルを伸ばし、人間関係を改善できる可能性が大いにあります。
自己啓発本を読むのもかなり有効です。
一口に"自分自身を変える"といっても、どう変えていけばいいのか、
その迷いを解くヒントが良書に書かれていることも往々にしてあります。
『嫌われる勇気』や『Give & Take』などは、
人間関係のあり方を見直す意味では特におすすめしたい良書です。
本当に転職が必要な場合の見極め方
もちろん、人間関係が極端にツラい場合は、転職も視野に入れるべきです。
会社そのものがブラックな体質で、職場の雰囲気も険悪であれば、
人間関係がどうこうだなんて言ってる場合ではありません。
特に、以下のような事例が見られるのであれば、すくにでも転職を検討しましょう。
・明らかなパワハラや暴力行為がある
・上司や人事に相談しても解決する見込みがない
・心身に不調が出ている
こういったことが実際に起きているのであれば、
たとえあなた自身が変わっても効果はないでしょう。
組織そのものが腐敗しています。
真っ先に転職するべきです。
ただし、その場合でも、ネガティブな理由にしてはいけません。
ひじょうに苦しい状況でしょうが、
可能な限り、ポジティブな理由を見つけて転職するべきです。
ここをしっかり自己分析しておかないと、あなた自身が後悔する転職になってしまいます。
まとめ：外側ではなく“自分自身を変える”ことが解決への近道
先の項目でも述べたように、
転職自体は悪いことではなく、しっかり自己分析して臨めば、成長やチャンスにつながります。
しかし、単に人間関係の悩みから解放されたいなら、
「環境を変えるだけでは不十分」という現実を知っておく必要があります。
繰り返しになりますが、
職場の環境(外部要因)に目を向けるのではなく、
自分自身(内部要因)としっかり向き合うべきです。
自分が変わらなければ、たとえ転職して職場の環境が変わったとしても、
またいずれ人間関係の悩みに苦しむことになります。
あなたが転職をするように、周りの同僚も転職をします。
せっかく居心地の良い職場環境を見つけたとしても、
あなたと相性が合わない人が新たに配属されないとも限りません。
ですから、根本的にあなた自身を変える必要があります。
変えるコツは、記事の前半でも述べました。
いろいろ試行錯誤してみてください。
これ以上、つまらない人間関係の悩みに振り回されないためにも。
常に謙虚で、相手を尊重し、相手の言葉に耳を傾ける。
向上心を忘れず、仕事に全力で取り組む。
これを実践し続けるだけで、人間関係に悩むなんてことはなくなります。
ある程度、人間性が完成されてくるのです。
私は自分自身が出来た人間だとは思いませんが、
ひたすら謙虚に、愚直に同僚の言葉に耳を傾けてきたおかげもあり、
今では、人間関係の悩みはほぼ皆無です。
あなたにも、このストレスフリーな生き方、働き方を目指していただきたいのです。
転職リセット癖に頼らず、どんな職場でも前向きに働ける自分をつくること。
それこそが、人間関係の悩みから解放される本当の解決策です。
さっそく明日からでも実践し、少しでも明るく、楽しくなるような職場環境にしていきましょう！
当ブログでは、他にも人間関係にまつわる悩みについて記事を複数掲載しています。
この記事以外にも、あなたの悩みを解決に導くものがあるかもしれません。
参考にしてみてください。