【なぜ返答しない?】”挨拶しない同僚”の6つの心理とあなたができる対応策

2025-09-20

職場で挨拶が返ってこないのは、自分のせいじゃない

挨拶しても無視されると、

つい「自分が悪いのかも」と思いがちですが、そうとは限りません。

職場にこんな人はいませんか?

・出社して「おはようございます」と声をかけても、返事がない…。

・こちらが笑顔で挨拶しても、そっけない態度を取られる。

➡︎ 「自分だけ嫌われてるのかな?」と不安になる。

➡︎  職場の空気まで重く感じ、モチベーションが下がる。

職場での挨拶は、人間関係を円滑に進めるためのの基本の「き」です。

しかし、現実には挨拶を返さない人も存在します。

その背景には心理的な要因や、それまでに関わってきた周囲の人たちの影響もあり、

「自分の努力不足」や「相手の性格の問題」だけで片付けてしまうと、

ますますストレスが溜まります。

そのまま放置してしまうと、信頼関係が築けず、仕事にも支障をきたしかねません。

私自身、これまでにコールセンター他、

様々な職場で数多くの人間関係に直面してきました。

実際、「挨拶しない人への対応」に悩む同僚の声に耳を傾けたこともあります。

実体験ベースでの対応策についてはそれなりに知見を有しています。

シンはこんな人

本業は会社員の40代ブロガー。
これまでに自衛隊や複数の民間企業など、

通算7度の転職を経験し、数多くの人間関係に悩み抜き、
そこから多くの教訓を学ぶ。
2019年から副業としてブログを始め、

少額ながら副収入を得るように。
働き方の多様性やその価値観について継続発信中。

本記事では、挨拶しない同僚の6つの心理とその背景を解説しながら、

実際にあなたが取れる効果的な対応策を紹介します。

この記事を読むことで、「なぜ挨拶を返さないのか」という疑問が解消され、

相手に振り回されず、自分らしいスタンスで人間関係を築けるようになります

ストレスを減らし、安心して働ける職場環境を手に入れるきっかけになるでしょう。

挨拶しない人に悩まされるのはあなただけではありません。

心理や背景を理解し、適切に対処することで、職場の人間関係はぐっと楽になります。

まずは「自分の軸を持って接する」ことから始めていきましょう。

職場で挨拶しない人の特徴と傾向

返事をしない人の共通点とは?

挨拶を返さない人には、以下のようないくつかの共通点が見られます。

・そもそも人前で話すことを苦手とする内向的な性格

・成果主義や合理主義といった考えに基づき、「挨拶は必要ない」と考えている

・相手によって態度を変える(親しい人には返す)

・コミュニケーションに自信がなく、会話そのものを避けがち

こうした傾向は、必ずしも本人に悪意があるわけではなく、

その人なりの心理状態や、持って生まれた価値観が背景にある場合が多いのです。

周囲に与える悪影響

ただし、挨拶をしない(返さない)ことは同じ職場環境で働く同僚にとってストレス要因となるのは間違いありません。

具体的には以下のような影響を及ぼします。

・チームの雰囲気が悪くなる

・「無視された」と感じ、信頼関係が損なわれる

・次第に"挨拶しない空気"が広がり、コミュニケーションそのものに支障が出る

こういった雰囲気の職場では働きたくないですよね。

仕事に与える悪影響も計り知れず、生産性が上がるはずなどありません。

私が当ブログで『コミュニケーション能力も立派なビジネススキルである』と説き続けるのは、こういう意味でもあります。

なぜ挨拶をしないのか?〜6つの心理的背景

この項目では、職場で挨拶をしない人の心理およびその背景はどうなっているのか

6つに分けてそれぞれ解説します。

①嫌いな相手には挨拶しない

単純に、相手への好き嫌いで態度を変える人は少なからずいます。

私も普段、職場では平等に接しているつもりでも、

どうしても相性が合わない人に対しては無意識のうちに身構えてしまいます。

こちらも相手も感情の生き物ですから、これはある意味仕方のないことです。

「苦手な人だから」

「なるべく関わりたくないから」

といったような感情が、挨拶を返さない行動に表れています。

②コミュニケーションに自信がなく、人との関わりを避けている

生まれついての性格によるものか、

人見知りや自己肯定感の低さから、

声を発すること自体、極度に緊張してしまう人もいます。

本人にはまったく悪意がなく、相手を無視するつもりがなくても、

結果的に「挨拶しない人」と思われてしまいます。

これは偏見と捉える方がいらっしゃるかもしれませんが、

昔からずっと、パソコンに向き合って仕事ばかりしてきた職種の人たちには、

このような傾向が見られます。

③職場の文化や環境に影響されている

「成果がすべてだ!」

「人間関係は二の次

、、などという雰囲気の職場では、挨拶が軽視されがちです。

ちょっと信じがたいことのように思われる方もいらっしゃるでしょうが、

比較的ブラックな匂いのする会社では、こういうことは当たり前なのです。

個人の性格だけでなく、その会社の組織風土の影響も見逃せません。

④成果主義で挨拶の価値を感じていない

こちらは会社の組織風土の問題ではなく、一個人の問題です。

あくまでも合理性を重んじる人の中には、

「挨拶をしても仕事の成果に直結しない」と考える人もいます。

効率を重視するあまり、人間関係の基盤を軽視してしまうのです。

『コミュニケーションをとらなくても仕事はできる』とか、

『そもそも挨拶をしてなんの意味があるのか』とすら考えている人もいます。

これもまた、偏見と捉えてほしくはないのですが、

比較的若い世代の方々に多い傾向があるようです。

”仕事で成果を出せれば構わないだろう”という価値観で生きているのでしょうが、

たとえフリーで収入を得ている方であっても、

クライアントや、それを支える人たちがいることを忘れないでいただきたいと思います。

互いに気持ちよく仕事ができるよう、

最低限のコミュニケーションは交わしてほしいものです。

⑤挨拶が聞こえていない/気づいていない

単純にこちらの声が小さくて聞こえなかったり、

考えごとをしていて気づかなかっただけ、という場合もあります。

意外と多い原因の一つです。

⑥過去の苦い経験から、挨拶に苦手意識がある

過去に挨拶して無視された、苦い思い出がある、

などの経験から「どうせ挨拶しても、、」と思い込み、

挨拶を避けるようになるケースです。

人によってはトラウマ級のレベルで、挨拶に抵抗感を覚えてしまう人もいるようです。

挨拶しない同僚への効果的な対応策

挨拶しない人の特徴や心理的背景を理解したところで、

『ではどのように対応すれば良いのか?』という点について、ここで解説します。

対応策① 自分から明るく挨拶をし続ける

相手に見返りを求めず、自分のために挨拶を続けることが大切です。

最初のうちは『どうせまたなんの返答もないでしょう。』と、

嫌な気持ちになるかもしれませんが、

“自身のコミュニケーションスキルを高めるため"と考え、

気持ちを奮い立たせて続けましょう。

相手の返事の有無に関わらず、自分自身の習慣として挨拶をすることで、

それまで抱いていた余計なストレスから解放されます。

元気よく挨拶をすればするほど、

その声によってあなた自身が気持ちの良いスタートを切ることができますし、

その姿を周囲の同僚は必ず見ているはずです。

誰に対しても挨拶し、礼儀正しく接していれば、

あなたの職場での評価が上がらないはずはありません。

対応策② 適切な距離感を保ちつつ関心を示す

どれだけ素っ気ない態度をとり続ける同僚であっても、

適切な距離感を保ちながら根気よく小さなコミュニケーションを重ねていくと、

相手も徐々に心を開く場合があります。

無愛想な姿勢を崩さない相手に対し、時にはイラッとする場面も多々あるでしょう。

ですがそこは、自分のコミュニケーションスキルを高めるためと割り切り、

『しょうがないなぁ、この人は。』と、

慈愛に満ちた心で受け入れてあげましょう。

対応策③ 職場全体で挨拶のルールを明確化する

もし、あなたのいる職場で、"挨拶をしない"傾向が顕著にあるとしたら、

職場全体の雰囲気を少しずつ変えるための働きかけも大事になります。

あなただけが孤軍奮闘してもストレス過多で疲弊するだけですし、

そこは組織力に頼りましょう

上司や頼れる同僚に相談し、「挨拶を大事にする文化」を少しずつ広めていったり、

朝礼の場などで取り入れると習慣化しやすくなります。

私が過去、コールセンターでSV(スーパーバイザー)として勤務していた時のことです。

職場では毎朝、朝礼を実施していましたが、その内容といえば、先週までの発着信数の成果などをマネージャーやSVから一方的に伝えるだけの儀礼的なものでした。

当時、同僚間でのコミュニケーション不足が懸念されていたことから、

毎日交代制で『3分間スピーチ』を実施することを提案しました。(お題は各人の自由)

当然、人前で話すことに慣れない人が多く、不満の声も上がっていましたが、

同僚一人一人の趣味や考え方など、スピーチを通して意外な一面を知ることができ、

コミュニケーションの頻度は増えていきました。

これはあくまで一例ですが、挨拶のみならず、

普段の雑談などを自然に増やすための施策を考えてみるのも良いでしょう。

どうしても改善しない場合の割り切り方

ここまでで、挨拶しない人への対応策を述べてきましたが、

それでもやはり、人は簡単には変わりません。

どうしても関係の改善が難しい場合は、「挨拶は自分のため」と割り切り、

必要以上に該当者を気にしないことです。

挨拶しない人に振り回されないために、、

自分の評価は「相手」ではなく「周囲」が決める

あなたの挨拶に対して相手から返ってこなかったとしても、気にすることはありませんし、

「恥ずかしい」と思う必要もありません。

なぜなら、あなたに対する評価は相手がするものではないからです。

あなたの挨拶に対して無視するような人が真っ当な評価などできるはずもありません。

たとえ返事が返ってこなかったとしても、

あなたの積極的で前向きな姿勢は周囲が見ています。

ひたむきに挨拶を続けることで、「誠実な人」と評価され、

周囲の同僚と良好な関係を築けるはずです。

フォーカスするべきは挨拶しない人ではなく、周囲の同僚、そして自分自身の心のあり方です。

心理を理解するだけで気持ちは軽くなる

「相手にも何かしらの理由がある」と理解できれば、

不必要に相手を責める必要はありませんし、

自分自身を責めることもなくなります。

相手を変えようとするより、自分の受け止め方を変える方が、気持ちはぐっと楽になります。

人間関係において、いつまでも変わらない相手のことを気に病むより、

自分自身の反応の仕方を変える方がよほど楽な生き方ができます。

これについては以下の記事で詳細を解説しています。

参考にしてみてください。

【職場の人間関係が楽になる!】~相手を変えずにストレスを減らす思考法

まとめ: 挨拶しない人への対応は「理解+自分軸」がカギ

職場に挨拶しない人がいると、つい「自分が嫌われているのでは」と思いがちです。

しかし、ここまで述べてきたように、

多くの場合は相手の心理や環境が背景にあります。

相手を無理に変えようとせず、

理解した上で「自分の揺るぎない軸」を持って接することです。

挨拶の有無に関わらず、少しでも気に入らない箇所を他人に見つけてしまうと、

そのことにばかり気を取られてしまいます。

それでは、あなたらしい働き方などできません。

認めがたい相手の性質もある程度受け入れ、

いつも大らかな気持ちでコミュニケーションをとるようにしてください。

これにより、職場での人間関係はぐっと楽になります。

大切なことは、自分の気持ち、心のあり方を相手軸に合わせてしまわないことです。

相手の反応がどうあれ、常に自分軸を見失わないようにしましょう。

当ブログでは、他にも『人間関係に関する悩み』を解きほぐすための記事を掲載しています。

人間関係で行き詰まった時にぜひ、参考にしてみてください。

➡️『人間関係の悩みはこれで解決!』ページ