【TOEICスコアがなくても採用された理由】|企業が本当に見ていた“評価ポイント”とは
TOEICスコアがなくても評価された理由とは?

・TOEICスコアが低いと転職に不利なのではないか
・800点以上ないと英語を武器にできないのではないか
・他に履歴書に書ける資格がなく、自信が持てない
・もし面接でスコアを聞かれたらどうしようと不安になる
・英語は使ってきたが、客観的に証明できる数字がない
「スコアがない=全く評価されない」
ひょっとして、そんな幻想に縛られていないでしょうか。
確かに、TOEICスコアは採用時の一つの評価基準です。
スコアが高ければ、「努力ができる人だ」と評価されるでしょうし、
高いスコアを取得しておくに越したことはありません。
しかし、それだけを頼りにキャリアを考えるのは良くありません。
なぜなら企業が見ているのは、
スコアそのものというより、“業務を任せられるかどうか”だからです。
TOEICスコアはあくまで目安。
スコアが高くても実務で使えないケースもあれば、
スコアがなくても現場で活躍する人もいます。
もしあなたが、
「スコアが足りないから自分には無理だ」
と思い込んで動けなくなっているなら、
それは“評価の本質”を誤解している可能性があります。
この誤解を解かないままでは、
⤵️ 挑戦を避ける
⤵️ 自信を失う
⤵️ 本来掴めたはずの機会を逃す
という状態に陥りかねません。
私は、自衛隊および複数の民間企業で英語を実務に活用してきました。
日米共同訓練での通訳・翻訳、
英文メール対応、
英語Web会議での調整役など。
とはいえ、ネイティブ並みに話せるわけではありません。
TOEICも最高で750点程度。
それでも、TOEICスコアを提出できない状態で採用された経験もあります。
つまり、そのとき企業が見ていたのは、
“数字”ではありませんでした。

本業は会社員の40代ブロガー。
自衛隊や複数の民間企業など、通算7度の転職を経験し、
その過程でさまざまな業種において英語をビジネスの現場で活用。
「今ある英語力を職場でどう活用するか」など、
英語×キャリアを軸にした働き方について記事を綴る。
本記事では、
TOEICスコアがなくても採用された理由と、企業が本当に見ていた評価ポイント
について解説します。
この記事を読むことで得られるメリットは以下の通りです。
✅ TOEICスコアに対する過度な不安が整理されます
✅ 英語をどう武器にすべきかが明確になります
✅ スコアに縛られず、戦略的に動けるようになります
つまり、
「もっと点数を上げなければ」という焦りから解放され、
「どのように能力を磨けばいいのか」という具体的視点に変わります。
結論から言えば、
企業が見ているのはTOEICスコアだけではありません。
“この人に仕事を任せられるかどうか”
です。
TOEICは一つの評価指標にすぎません。
本当に評価されるのは、
数字の裏にある“実務に活かせる力”。
ここから、その中身を具体的に解き明かしていきます。
なぜ私はTOEICスコアなしで採用されたのか
ここからは、私自身の実体験です。
「TOEICスコアがないとやっぱり不利じゃないかな。。」
そう思い込んでいた私が、
スコアを提出できない状態で採用された話をします。
TOEICスコアを提出できなかった状況

英語を現場で使う会社の面接に臨んだ時のことです。
その企業に応募した時点で、
私は直近の有効なTOEICスコアを持っていませんでした。
過去に受験経験はありましたが、とっくに期限切れ。。。
履歴書に堂々と書ける状態ではありませんでした。
それまでも英語は仕事で日常的に使っていましたし、
十分な実務経験もあったのです。
しかし、
「数字で証明できない」
という一点が、心に引っかかっていました。
正直に言えば、応募前はこう思っていました。
「有効なTOEICスコアがないと、もしかして採用されないのでは?」
ですが、その企業はTOEICスコアの話題に触れることはせず、
私自身の過去の職歴などについて詳しく尋ねてきました。
面接で実際に聞かれたこと

面接で主に聞かれたのは、以下のような内容です。
✅ これまでどんな場面で英語を使ってきたか
✅ これまでに部下を持った経験があるか
✅ 部下とのコミュニケーションはどのようにしてきたか
この時は「管理職」のポジションに応募していたため、
面接での質問もこのような内容が自然と多かったのです。
TOEICスコアは?
一度も聞かれませんでした。
代わりに問われたのは、
「この業務、実際に回せますか?」
という、実務を想定した問いだったのです。
英語力の“高さ”そのものより、
英語を使って「何をしてきたか」。
ここにフォーカスが当たっていました。
そして、英語による質問も複数ありました。
面接の相手は、しょっちゅう海外のクライアントとやりとりしている、
英語実務の実力者という感じでした。
私は当時、しばらく英語を使う仕事から離れていたため、
だいぶ英語力が”錆びついて”いました。
流暢さという意味では、とても褒められた英語力ではありませんでしたが、
「もう少し英語を磨き直した方が良いですね。」
という言葉をかけられただけで、採用いただきました。
企業側が重視していたポイントに対する違和感

当時の私は、こう思っていました。
「TOEICスコアを実際に示せないと説得力がない」と。
しかし英語での面接も経験し、
同時にこのようにも思いました。
「実際に実務で英語を使いこなせることを英会話で示せれば、十分なんだ。」と。
企業側が見ていたのは、
・英語を使った経験の具体性
・業務理解の深さ
・現場に対応しうる能力
つまり、
スコアなどの”数値的データ”ではなく、“実務で機能するかどうか”
だったのです。
ここに、大きな違和感がありました。
これまで私は、
自衛隊における英語の評価指標であるTOEICに長い間縛られていたため、
TOEICスコア=評価の中心
だと思い込んでいました。
実際に過去に面接を受けた他の民間企業においても、
TOEICスコアを提出していたことがあったため、
その「TOEIC評価論」は当たり前の感覚だと思い込んでいたのです。
しかしその会社は、
私の過去のTOEICスコアを参考程度に聞き流すだけでした。
つまり、「実務をこなせる英語力」とは見ていなかったのです。
この経験から私は、
『スコアがなくても評価してくれる会社もある』
という事実に気づきました。
気づいた本質

TOEICスコアは確かに客観的な数値としての目安にはなります。
しかし、
最終的な評価は、
「この人に実務を任せられるかどうか」
ここで決まるのです。
特に、これまで実務を経験してきた中途採用の転職者に対してはこの傾向が強いでしょう。
企業は、数字を見ているようでいて、
その人とのコミュニケーションの裏にある”実力”を見ています。
「英語ができるかどうか」というより、
英語を使って実際の業務を回せるかどうか。
この視点に気づいたとき、
TOEICに対する見方が大きく変わりました。
次章では、
なぜ企業がそこを重視するのか――
企業側のニーズという観点から整理していきます。
企業が求職者に本当に求めているニーズとは?
ここで一度、視点を「求職者側」から「企業側」に切り替えてみましょう。
企業は、なぜ人を採用するのでしょうか。
それは当然ですが、
人が足りないからです。
新卒採用に力を入れる大企業は別として、
多くの中小企業は、社員の育成に時間と労力をかけるゆとりもなく、
”今すぐ現場で活躍してほしい”
こういった視点で求職者を見ています。
これは私自身、何度か経験した管理職の視点からもそう断言できます。
つまり企業が見ているのは、
将来伸びる可能性よりも、
「今、現場で活躍できるかどうか」。
ここに、TOEIC神話とのズレが生まれます。
人手不足の業界では「今すぐ使える人」が最優先
英語を“勉強中”ではなく“業務で使える人”

企業が本当に欲しいのは、
「英語を勉強している人」ではありません。
「英語を使って業務を回せる人」です。
いわば、”即戦力”です。
たとえば、
✅ 英文メールのやり取りをスムーズにこなせる
✅ 海外との打ち合わせで要点を掴める
✅ 専門用語を理解し、社内に共有できる
こういったことができる人は、
TOEICのスコアに関係なく評価されます。
一方で、
・スコアは高い
・でも実務経験がない
・業界知識がない
となると、企業は慎重になります。
即戦力という言葉の本当の意味

よく求人票に書かれている「即戦力」。
この言葉を、
「業界の経験者」
「実務を知っている人」
と誤解していないでしょうか。
確かに、「マネジメント経験」や「経理実務経験」をこなしてきた人からすれば、
同業種ではそのまま即戦力となりうるでしょう。
ですが、必ずしもそういった企業ばかりではありません。
即戦力とは、
”教えなくても、ある程度自走できる人”
という視点で求職者を見ている企業も多いのです。
つまり、
・業務知識の吸収力が高い
・基本的なやり取りを一人で完結できる
・最低限の判断ができる
このように評価されれば、
TOEICの点数が多少低くても問題にはなりません。
逆に言えば、
TOEICスコアが高くても、
業務経験がゼロ、
自ら判断して動けない人、
即座に英語を使えない人というのは、
“即戦力”とは見なされにくいのです。
需要が高いタイミングではスコアより実務

特に人手不足が深刻な業界では、
企業は「理想の人材」を求める余裕すらないことも。
そのような企業が探しているのは、
”今、このポジションを埋められる人”。
当然ながら、TOEICスコアの優先順位は下がります。
少し考えていただければ、お分かりかと思いますが、
・スコアは高いが使えない人
よりも
・スコアはなくてもすぐに現場で機能する人
(すぐに動ける人)
の方が、明らかに現場に貢献するからです。
需要が高まっているタイミングでは、
評価軸は「理想の人材」から「実務を補完できる人」にシフトします。
TOEICは評価基準の一つにすぎない
ここで誤解してほしくないのは、
TOEICが無意味だと言いたいわけではありません。
企業にとっても、スコアは“分かりやすい指標”です。
ただし、それはあくまで“一つの目安”です。
スコアは”足切り”にはなる

確かに、
一定以上のTOEICスコアを求める企業もあります。
特に大企業や外資系では、
・応募条件として明記されている
・書類選考での判断材料になる
というケースもあります。
つまり、スコアは
「最低限の基準」として機能します。
これは事実です。
しかし最終判断ではない

しかし面接フェーズに進むと、
評価軸は変わります。
企業が評価をし始めるのは、
☑️ どんな業務をしてきたか
☑️ どういう場面で英語を使ったか
☑️ 問題が起きたときどう対応したか
つまり、
“行動の再現性”を見ています。
TOEICは過去の試験結果に過ぎませんが、
企業が知りたいのは
『この人は、うちの会社でどう機能するか?』
です。
ここでは、数字より具体例が重視されます。
これは中途採用のみならず、新卒採用でも同じはずです。
高いTOEICスコアも一つの大事な指標にはなるでしょうが、
『この学生は会社でどう活躍してくれそうか?』
スコア以外の予測機能(ポテンシャル)を見ているはずです。
TOEICは、
英語力の一側面を測るツールに過ぎません。
企業が採用時に見ているのは、
『英語というスキルが、どのように機能するか。』
この視点を持てると、
「スコアがないから無理だ」
という思い込みは、かなり整理されます。
次章では、
なぜスコアと実務の間にズレが生じるのか。
具体例を交えて、その構造を掘り下げていきます。
TOEIC800点でも英語を話せない?スコアと実務のズレ
ここで少し、私の学生時代の話をさせてください。
当時、私は『英会話サークル』に所属し、
そこそこ英語を話せるようになっていましたが、
TOEICスコアに関しては、500点台にとどまっていました。
一方で、同級生の中にはTOEIC800点以上を保有している友人もいました。
「すごいな」と素直に思っていました。
しかし――
ある出来事が、私の英語観を大きく揺さぶります。
800点保有者の友人が英語を全然話せなかった

『俺、TOEIC800点以上は持ってるよ。』
そう言い放つ友人の言葉を耳にし、
さぞ英語はペラペラなんだろうなと思っていたのですが、、
いつもサークル活動で英会話を楽しんでいるという話をすると、
「へぇ〜、いや、実は英語は全然話せないんだよね。」
と、照れくさそうにする友人。
そのとき初めて気づいたのは、
試験英語と実務英語は別物だということでした。
誤解を恐れずにいえば、
私のTOEIC試験に対するイメージはこうです。
📝 選択肢の中からふさわしい回答を導く
📝 試験の傾向をつかんでスコアアップも可能
📝 時間制限の中で処理する
一定時間の間に大量の英語情報を処理する能力は身に付くでしょうが、
それだけを鍛えても、以下のような実務で使える英語力は鍛えられません。
実務では、
⚠️ 正解が常に一つとは限りません
⚠️ その場で相手の意図を読み取る必要があります
⚠️ 瞬時に適切なアウトプット(会話力)も求められます
実務英語は「選択問題」ではありません。
相手の背景、業務状況、リスク、
そういったさまざまな要素を踏まえて、
適切に英語を”使いこなす”必要があります。
ここに、大きなズレがあります。
なぜスコア=実践力ではないのか
リスニングと会話は別物

TOEICのリスニングは、
録音された音声を聞き取り、選択肢から適切な正解を選ぶ形式です。
しかし実際の会話では、
🔤 発音に癖のある非ネイティブが相手
🔤 雑音が入るオンライン会議
🔤 途中で話題が180度変わる
といった状況が普通に起こります。
さらに、会話では
“聞き取る”だけでなく、その場で“即座に返す”必要があります。
ここには、
瞬発力、要約力、そして判断力が求められます。
リスニング力と会話力は、全く別のスキルです。
業界用語の理解

TOEIC試験では、日常英語やビジネス一般の表現が中心です。
しかし実務では、
✅ 業界特有の専門用語
✅ 略語
✅ 独自の社内表現
が頻出します。
例えば、製造業、IT、物流、医療――
これだけを考えても、業界ごとに専門用語が天と地ほども違います。
たとえTOEIC800点を保有していても、
業界用語やその背景知識を知らなければ仕事になりません。
逆に言えば、
スコアが多少低くても、
その業界の専門用語にさえ精通していれば十分に戦えます。
文脈理解・状況判断力

実務で最も重要なのは、
単語力でも文法力でもありません。
文脈を読む力です。
これは、英文メールで実務をこなしていると、
いやでも鍛えられます。
🤔 この英語表現にはどういう意図があるのか
🤔 相手が求めているのは何か
🤔 どういった英文を返すのが適切か
これを瞬時に判断できるかどうか。
確かに、TOEICの長文問題などでも、
英文メールの切り取りのような問題もありますが、
”断片情報”を瞬時に処理する能力とは別問題です。
実務をこなすには単純な語学力だけではなく、
業務理解と経験の積み重ねが必要になります。
クライアントの癖や意向を汲み取る力。
こちらに落ち度がある場合は、
表現が拙くても、スピーディーに報告する瞬発力。
場合によっては、英語力そのもの以上に、
総体的な”ビジネスコミュニケーション能力”が求められます。
企業が見ているのは、ここです。
TOEIC神話の解体
TOEIC800点でも話せない人がいる。
この事実は、
TOEICが無意味だという話ではありません。
しかし、
スコア=実務力
という単純な図式は成立しないのです。
それを知っている企業が少なからずあります。
特に、日常的に英語を使いこなす会社では、
たとえ外資系企業ではなくても、その傾向があります。
だからこそ(英語)面接では、
数字ではなく「具体的な経験」を掘り下げて尋ねてくるのです。
次章では、
企業が本当に見ている“評価ポイント”を、
さらに具体的に整理していきます。
企業が本当に見ていた“評価ポイント”
ここが本記事の核心です。
面接でTOEICスコアを聞かれなかった理由。
採用の決め手になったポイント。
それは、TOEICという“数字”ではありませんでした。
企業が見ていたのは、
英語を使って活躍する人材かどうか。
その中身を分解すると、主に以下の3つの要素に整理できます。
① 業務理解と文脈把握力

まず最も強く見られていたのは、
英語力そのものではなく、業務理解の深さでした。
面接で主に問われたのは、
☑️ その業務の目的を理解しているか
☑️ 英語がどの場面で必要になるのか
☑️ どんなトラブルが想定されるか
といった“業務の中身”についてです。
英語はあくまでその業務を回すためのツール。
たとえば、
⚠️ どのような状況がリスクになるか
⚠️ 相手の発言のどの部分が重要か
⚠️ 曖昧な表現をどう確認するか
こうした判断には、
英語力以上に“場の状況を読む力”が求められます。
企業が知りたいのは、
「この人は英語を使って、うちの仕事を回せるか?」
ここでした。
TOEICでは測れない部分です。
② 調整力・コミュニケーション力

次に評価されていたのは、
英語力そのものよりも“現場をまとめられるか”でした。
実務では、
・英語が得意でない上司
・専門用語に不慣れな同僚
・立場や経歴、国籍すら異なるメンバー
こうした人たちの間に立つ場面が多々あります。
求められていたのは、
☑️ 相手の意図を汲み取る力
☑️ 情報を整理して伝える力
☑️ 衝突を回避する調整力
つまり、語学力単体ではなく、
ビジネスコミュニケーション能力との掛け算です。
企業にとっては、
流暢に話せる人よりも、
誤解を生まない人の方が価値があります。
この違いは大きいのです。
「英語ができる人」ではなく、
「英語を使って業務を円滑に実行できる人」。
ここも評価ポイントでした。
③ 継続的に英語に触れてきた姿勢

最後に見られていたのは、
英語に継続的に触れてきた姿勢です。
TOEICスコアがなくても、
🌏 実務で使ってきた経験
🌏 日常的に海外情報に触れていること
🌏 自己学習を続けていること
こうした話ができると、
「この人は伸び続ける人だ」と判断されます。
企業は完璧な人材を求めているわけではありません。
求めているのは、
成長する可能性があり、現場を任せられる人。
スコアはあくまでも一時点の結果です。
(※そのスコアに到達するまでの努力も評価してくれるところはあります。)
スコアではなく、総体的能力

ここまでを整理すると、企業が見ていたのは――
✅ 業務理解力
✅ 文脈を把握する力
✅ 場をまとめる調整力
✅ 継続して努力できる姿勢
これらが組み合わさった“総体的な実務力”でした。
TOEICはその一部しか測れません。
だからこそ、
スコアがなくても採用されるケースがあるといえます。
企業は数字を見ているようでいて、
実はその裏にある“再現性”を見ています。
評価の本質は、
”この人に仕事を任せられるかどうか。”
ここに尽きます。
次章では、
TOEICは本当に不要なのか?という問いに対し、
詳しく解説していきます。
TOEICは無意味なのか?
ここまで読むと、
「じゃあTOEICは意味がないのか?」
と思われるかもしれません。
結論から言えば、
無意味ではありません。
むしろ、使い方次第では非常に有効なツールです。
ただし――
“TOEICスコアそのものを目的”にしてしまうと危うい。
ここを整理しておきます。
英語力向上の目安としては有効

試験慣れしている方には、今更いうまでもないことですが、
TOEICは、英語力の一側面を客観的に測る試験です。
・語彙力
・文法力
・リスニング処理能力
・読解スピード
これらを数値で可視化できる点は大きなメリットです。
「なんとなくできる気がする」
という感覚よりも、
「前回より50点上がった」
という客観的事実の方が、成長を実感しやすいですよね。
特に独学で学んでいる場合、
TOEICは努力の方向性を確認する“大事な指標”になります。
英語力を底上げする基礎トレーニングとして、
決して悪い選択ではありません。
自己管理の指標になる

TOEICは、もう一つ重要な役割を持っています。
それは、
自己管理能力の証明です。
一定期間学習を継続し、
試験に向けて努力をする。
これは単なる英語力だけでなく、
✅ 目標設定力
✅ 継続力
✅ 計画実行力
といったビジネスに直結する能力も含みます。
企業側もそこはしっかり見ています。
スコアそのもの以上に、
「ここまで努力してきた」という事実は評価材料になります。
つまりTOEICは、
英語力の証明であると同時に、
”自己管理能力”の証明でもあるのです。
ここは正当に自己評価してよい部分です。
ただし“目的”にしてはいけない

問題は、ここからです。
TOEICを単に”趣味・教養”として捉えて受験している場合は別ですが、
あくまでビジネスで活かしたい、
特に「企業に採用されるための武器にしたい」とか、
「社内での昇進、異動の条件として必要」と捉えている方は要注意です。
TOEICを「英語学習のゴール」にしてしまうと、本質を見失ってしまいます。
単に点数を上げることが目的になると、
⚠️ テクニックに偏る
➡︎ ⚠️ 会話やアウトプットを後回しにする
➡︎ ⚠️ 実務で英語を活用する意識がなくなる
という状態に陥りやすいです。
その結果、
”スコアは上がったのに実務では全く使えない”
という悲劇が生まれてしまいます。
TOEICは他の語学学習と同様、あくまで“手段”です。
本来の目的である、
『英語を使って何ができるようになるか』
を見失ってはいけません。
TOEICの正しい位置づけ

ここまでを整理すると、
☑️ TOEICは英語力向上の目安としては有効
☑️ 自己管理能力の証明にもなる
☑️ しかし最終目的にしてはいけない
企業が評価するのは、
点数そのものではなく、
「その培ってきた英語力で何ができるか」。
この視点を持てば、
TOEICスコアに振り回されることはなくなります。
次章では、
どうすればスコアに依存せず、評価される人材になれるのか。
“希少性”という観点から整理していきます。
スコアより“希少性”を作れ
「TOEICで高得点を取得できない。」
「英語は多少話せるが、これといった実績はない。」
このような悩みを抱える方であれば、
ムリにTOEICハイスコアを目指すより、
職場で希少価値を高める方が良い場合もあります。
スコアが高くても、周りが”英語猛者”ばかりだったら?

仮にあなたがTOEIC800点を持っていたとします。
しかしその職場に、
🌎 900点以上の人が複数いる
🌎 海外経験豊富な人がいる
🌎 英語が日常的に飛び交っている
こうした環境であれば、800点はむしろ珍しくありません。
つまり、
あなた個人の能力は高いとしても、その職場では埋もれてしまいます。
この状態では、あなたに”希少価値”は生まれません。
どれだけスコアが高くても、
「他にもできる人がいる」のであれば、
「別にあなたでなくてもいい」という評価になりがちです。
これはTOEICスコア以前に、職場環境に依存してしまう問題です。
スコアがなくても希少価値を生む環境はある

一方で、
・英語を扱える人がほとんどいない
・海外とのやり取りが増えている
・専門用語を理解できる人材が不足している
こうした職場環境ではどうでしょうか。
たとえTOEICスコアがなくても、
✅ 英文メールをやり取りできる
✅ 海外資料を読める
✅ 英語の会議で最低限の橋渡しができる
これだけで、あなたの存在は希少価値になります。
ここでは、
TOEICスコアの有無よりも、
「この人がいないと業務が回らない」
という状況が優先され、それはそのままあなたの評価に直結します。
企業は、完璧な人を求めているのではありません。
今の組織で不足しているピース(ポジション)を埋められる人を探しています。
そこにハマれば、スコアは二の次になります。
評価は絶対値ではなく相対値

多くの人が陥る誤解は、
「もっと英語レベルを上げないと評価されない」
という思い込みです。
しかし評価は、常に相対的です。
✔️ あなたがどんな職場環境にいるか
✔️ 周囲と比較してどうか
✔️ 組織の中でどの役割を担えるか
これでほぼ決まります。
TOEIC900点でも埋もれてしまう環境もあれば、
600点以下であっても、業務内容によっては重宝される環境もあるでしょう。
あるいは、スコアが全くなくても、
英語をある程度使いこなせるのであれば、
十分に評価される職場もあるはずです。
だからこそ重要なのは、
スコアを上げることよりも、
”希少人材”になれる環境を見つけること。
むやみやたらにTOEICのスコアアップばかりに目を奪われるのではなく、
自分が最も必要とされる職場環境を探す。
この視点を持てたとき、
キャリアの選択は大きく変わります。
👇この”希少性”について詳しくまとめた記事もあります。
【職場の人間関係がラクになる人の特徴】英語で“社内ポジション”を確立する戦略
次章では、
本記事のまとめとして、
企業が最終的に見ている評価の本質を整理します。
まとめ:評価されるのは「数字」ではなく「任せられるかどうか」
ここまでお読みいただき、
少し視点が変わったのではないでしょうか。
TOEICスコアは確かに意味があります。
しかし、評価を決定づけるものではありません。
最終的に企業が見ているのは、
「この人に任せられるかどうか」
ただそれだけです。
TOEICは武器の一部にすぎない

TOEICは、
✅ 英語力の目安になる
✅ 努力の証明になる
✅ 書類選考での材料になる
という意味で、十分に価値があります。
しかしそれはそこまでの話であって、
武器の一部にすぎません。
武器は“使えて”初めて意味を持ちます。
スコアを持っていることと、
業務で機能することは別の話です。
企業が求めているのは、
スコアそのものではなく、
その英語で何ができるのか。
ここが明確な人ほど、評価されます。
企業は「何を任せられるか」を見ている

採用とは、
未来への投資です。
企業は、
☑️ この人に案件を任せられるか
☑️ 顧客対応を任せられるか
☑️ トラブル時に判断できるか
などを見ています。
TOEICは過去の試験結果。
しかし企業が知りたいのは、
「これからどう活躍してくれるか」です。
だから面接では、
具体的な業務経験や対応事例が問われます。
(学生であれば、これまでに成し遂げてきたことなど)
どれだけTOEICスコアが高くても、
任せられるイメージが湧かなければ採用側には不安が残ります。
逆にスコアがなくても、
説得力のある具体的なエピソードがあれば安心感が生まれます。
評価の本質はここにあるのです。
能力より職場環境

そして最後に、もう一つ。
評価は能力の絶対値だけではなく、
職場環境でも決まります。
✅ どのような職場環境にいるか
✅ どんな役割を担えるか
✅ 組織の中でどれだけ希少価値があるか
これらの条件次第で、
同じ能力でも評価は大きく変わります。
TOEIC900点でも埋もれる環境もあれば、
スコアなしでも重宝される環境もあります。
だからこそ、
「もっと能力を上げなければ」と焦る前に、
自分のスキルはどこで活きるのか?
を考えることが重要です。
最後に

「TOEICスコアがないから無理。」
「スコアが低いから評価されない。」
そう思い込んで動けなくなるのは、
あまりにももったいない話です。
評価されるのは、数字ばかりではありません。
その組織で任せられる人かどうか。
その視点に立てたとき、
英語の学び方も、キャリアの選び方も、
大きく変わります。
そしてそれは、
あなた自身の可能性を広げる第一歩になるはずです。
当ブログでは他にも、
『スキルを有効に活用し、それをどのようにキャリアアップに結びつけていくか。』
という視点で記事をまとめています。
ご自身のキャリアの方向性に迷った時、
少し立ち止まって働き方を見直してみたい時など、
参考にしていただければ幸いです。





