【面接で感じる“価値観ギャップ”】──20代が戸惑う理由と、40代面接官の本音とは
20代が面接で感じる“違和感”の正体とは?

面接で、「この会社なんか違う気がする…」
そんなモヤモヤを感じたことはありませんか?
・面接官の質問が古い
・どうも価値観が合わない気がする…
・仕事の価値観について語ると、なぜか否定的な反応をされる
・"やる気”“根性”など、時代とズレたワードが飛び出す
・面接後、「自分が悪いのかな…」と落ち込んでしまう
実は、こうした違和感を覚える20代はとても多いのです。
この“違和感”の正体は、
20代と40〜50代の間にある「働き方の価値観ギャップ」 にあります。
時代も環境も、生まれてから培ってきた常識も違うため、
「評価軸」「働き方」「コミュニケーション手法」が根本的にすれ違いやすいのです。
そして、このギャップがあることを知らずに面接を受け続けると…
・「価値観が合わない会社」に入社してしまう
・早期離職の原因になる
・自信をなくし、キャリア迷子になる
という、いわば “働き方ミスマッチの負の連鎖” に巻き込まれてしまいます。
私自身、これまで7度に及ぶ転職を繰り返し、数多くの採用担当と面接を重ねてきました。
やはり採用者側には40〜50代の世代が多く、
『同世代だからなんとなく仕事の価値観は合うものの、これが20代なら、苦戦するかもなあ。。』と思うことが多々ありました。
また、日頃職場などで20代の世代と雑談することも多く、彼らの『働き方』に対する多様な価値観にも頷けるところがあります。
それは私自身が、副業をしながら『自由な働き方』を理想としているせいもあると思います。

本業は会社員の40代ブロガー。
自衛隊や複数の民間企業など、通算7度の転職を経験し、
その過程でさまざまな世代の同僚と対話を重ね、
「人間関係の悩み」や「転職・退職にまつわる悩み」に向き合う。
ブログを通して、働き方の多様性やその価値観について継続発信中。
この記事では、
20代が面接で感じる“価値観ギャップ”の正体 と40・50代面接官が何を考えているのか を、
双方の視点からわかりやすく解説します。
この記事を読むことで、あなたは…
・面接で“違和感の正体”を見抜ける
・価値観の合わない会社を事前に避けられる
・面接で疲れない“立ち回り方”がわかる
・働き方で迷わない軸ができる
といった 「後悔しない会社選び」の力 を手に入れることができます。
価値観が合わない会社に無理に合わせる必要はありません。
あなたの働き方を理解し、尊重してくれる企業は必ずあります。
この記事を通して、
あなたが“本当に合う会社”と出会うための視点を手に入れてください。
20代が面接で「なんか違う」と感じる理由
質問が古い・価値観が昭和っぽいと感じる瞬間

20代のあなたが面接を受けていると、
「え、いまさらそんなこと聞く?」なんて、違和感を覚える場面はありませんか?
・「若いうちはとにかく頑張るべき」
・「残業が苦にならないタイプ?」
・「うちは体育会系のノリだけど大丈夫?」
こうした発言は、残念ながら40〜50代の世代間では未だに残る悪しき慣習からきていますが、
20代にとっては “一歩間違えるとブラックかも…” と不安になる要素ですよね。。
ここに、最初の“価値観ギャップ”が生まれます。
働き方の優先順位がズレている

20代は、以下のような価値観を強く持ちます。
・仕事だけに人生を捧げたくはない
・ワークライフバランスを重視する
・働きやすさ、環境を大事にしたい
その一方で40・50代は20代に対し、
・会社に貢献できるか
・長く働けるか
・責任感があるか
といった“組織目線”の価値観が根強い傾向にあります。
“個を控えて組織のために"、という姿勢です。
こういった優先順位の違いがあるので、
面接中に「噛み合わない違和感」を生んでしまうのは無理もありません。。
面接官とのコミュニケーションが噛み合わない

20代と40代では、コミュニケーションの“距離感”も異なります。
・40代:「まずは厳しさを伝える」
・20代:「本音でフラットに話したい」
そもそも、こういったズレがありますから、20代の皆さんからしたら、
「圧が強い」「なんか威圧的」
という印象になってしまいますよね。
しかし、面接官本人には悪気がなく、
「誠実さ」を示しているつもりだったりします。
40・50代面接官のホンネと価値観
40代が大事にしている「安定・継続・責任」という価値観

40代が若手を見るとき、
実は “スキル”よりも“続けられる人かどうか” を重視する傾向があります。
なぜなら、40代は
「終身雇用に近い時代」を経験しているため、
・長く働くこと
・会社に貢献すること
・忍耐力や責任感
これらを“仕事の基本”だと考えているからです。
若手が「柔軟にキャリアを選びたい」と言うと、
「すぐ辞めるのでは?」と感じてしまうのもこの価値観の影響です。
若手の“多様性・自分らしさ重視”に戸惑う理由

40代にとって“多様性”は比較的新しい概念です。
・「休みが多い会社が良い」
・「残業はできるだけ少ない方が良い」
・「副業OKな環境が望ましい」
こうした20代の価値観をたとえ理解していたとしても、
「どこまで許容すべきか」 の基準がわからず戸惑っている面接官も多いです。
面接官が「最近の若手は…」と感じる背景
「最近の若いのはこれだからなぁ。。」
この言葉には悪意があるわけではなく、
ただ単に “自分の常識が変化していることへの戸惑い” が隠れています。
それまでの働き方への価値観を容易にアップデートできず、このような言葉で取り繕っているに過ぎません。
だからといって、その言葉を受け取る20代の気持ちを無視していいわけがありません。
働き手の価値観が激変した令和の時代。
面接官はおろか、入社後の研修・教育も『20代に合った仕様へのアップデート』が追いついていない企業が多く、ミスマッチが生まれやすいのは自然な流れと言えます。
20代が面接でミスマッチを避ける方法
「採用する側がそんな価値観だったら、就職そのものがオワコンでは?」と思いたくなるかもしれません。
であれば、最初から20・30代の若手が中心のスタートアップ企業を目指したくなりますよね。
ですが、すべての会社が昔ながらの昭和気質を残しているわけでもないのです。
この章では、古い価値観を残している会社かどうか、その見極め方を紹介します。
面接で必ず聞くべき質問

「働き方の相性」を見抜くのに、質問はとても重要です。
例:
・評価基準はどのように決まりますか?
・残業はどれくらいありますか?
・若手の裁量権はどれくらいありますか?
この辺りの質問に対して、曖昧な回答を返すような会社は要注意といえます。
面接官の言動から“社風”を読み取るコツ

こちらの質問に対する回答の内容だけでなく、面接官の言動から、その会社の"社風"を見抜くこともできます。
・若手の離職率を誤魔化している
・質問に対する回答が一貫していない
・急に厳しめの態度に変わる
こういった傾向が見られる場合は、たとえば事業拡大に比して人員不足であるとか、
業務の進め方がキツいため、ガバナンス(社内統制)が整っていない可能性が高いです。
逆に、こういった言動を見せないように、
『今は業績が伸びて人手が追いついてないから大変なこともあるけど、頑張ればその分チャンスがあるからね。』などと、前向きな姿勢を見せる会社もあります。
ですが、それはあくまで可能性の話。
すべてを鵜呑みにしないことです。
結局、いつまでも大変な状況が続き、心身ともに疲弊するというブラック企業の典型例であるかもしれないのです。
少し疑ってかかるくらいが良いでしょう。
40代面接官から見た“信頼される20代”とは
ここからは少し視点を変え、
良い会社に採用されるために20代のあなたが意識すべきポイントについて解説します。
誠実さ・素直さはいつの時代にも高評価

40代の多くは、「仕事ができそう」という能力そのものよりも、
素直に相手の話に耳を傾け、謙虚に学ぼうとする姿勢を重要視します。
これはいつの時代でも変わりません。
20代は今後の成長(ポテンシャル)こそがアピールできる武器なのですから、
仕事に誠実に取り組む熱意を伝えることができれば、それだけでもかなりの評価を得ることができます。
たとえ価値観が違っても好印象を与える伝え方

40・50代の採用側と、20代のあなたの仕事に対する価値観が異なるのは仕方がありません。
だからと言ってそれをそのまま面接の場で伝えてしまっては、面接官も当然ながら気持ちのいいものではありません。
相手を不快な気持ちにさせず、かつ、あなたの正直な考えを伝えるには、
その伝え方、言葉を変えることです。
たとえば、『ワークライフバランスを重視したいです』というのがホンネであっても、
“残業はまったくしたくないし、プライベートを大切にする"というイメージで受け止められないよう、『仕事で期待以上の成果を出し、休日には思い切り羽を伸ばす、メリハリのある働き方をしたいと考えています。』
など、ポジティブに聞こえる伝え方が好ましいです。
これはあくまで一例です。
必ずしもこのように回答しなければならないということではありません。
面接官にどのように伝えたら、誤解されず、こちらの考えを理解してもらえるか、日頃から意識してみることです。
これは入社後に上司や同僚に話すときも同じです。
コミュニケーションの取り方一つで、仕事のやりやすさがだいぶ変わってきます。
価値観が合わない会社は、無理に選ばなくていい理由
仮に、どれだけあなたが希望する業種であっても、
働き方に対する価値観が異なる会社では、あなたの心身が疲弊してしまいます。
給与が高く、福利厚生が素晴らしく充実していたとしても、
価値観の違い一つで、あなたにとっては"ブラック企業"になり得ます。
以下で詳しく解説していきます。
自分を押し殺す働き方は長続きしない

面接で少しでも違和感を覚えた会社は、
入社後にも同じ“ズレ”が出る可能性が高いです。
給与が高く設定されているのも、福利厚生など他の面で優秀なのも、
実は社員をつなぎ止めておく会社側の策かもしれません。
裏を返せば、“離職率が高い"ということです。
面接の場では無難なことしか話してくれないでしょうが、『なんか合わなそうだな』と少しでも感じたら注意しましょう。
・自分の意見がまったく反映されない
・社員によって言うことが違う
・ろくに教わってもないのに、努力が足りないと逆に叱られてしまう
理不尽と思える会社は、まだまだ多く存在します。
面接の場では、このような不都合な真実を話すはずがありません。
そもそも面接の回数が1回もしくは2回と少なく、
「採用後、すぐに働けますよ」とか、「あなたが来てくれたら即戦力になる」などと甘い言葉をかけてくる会社は厳に注意が必要です。
万が一、面接の場でそこを見抜けず、入社後に気づいたとしたら、なるべく早めに転職を検討しましょう。
『また履歴書の印象が悪くなる』とか、
『せっかく給与に恵まれているのだからもう少し』とか考え、あなたの価値観を押し殺してまでムリに続ける必要はないのです。
私自身、実際に経験したことがありますが、まともな研修すらなく、
“現場で働きながら見て覚えろ"的な職場はメンタルヘルス上、最悪です。
その会社は、前職より給与が10万以上高く魅力的だったのですが、
あまりに働きにくい環境だったので、3ヶ月ほどで辞めました。
出勤するのも憂鬱になるくらいな会社であれば、迷わず即転職を検討しましょう。
無理に会社の価値観に合わせようとする必要はありません。
価値観の一致は働きやすさの最大要因

働き方・人間関係・メンタルヘルス。
価値観の相性 で働きやすさがだいぶ変わってきます。
すべての要素で自分の価値観に合う会社に巡り会うことなどなかなかないでしょうが、
一つでも二つでも、ご自身の価値観に近い会社を選びたいものです。
・残業規制にうるさい
(月の残業時間が一定限度を超えないよう配慮)
・常にこちらの理解度を確認してくれる
・威圧的な人がいない
(他人に無関心とも言える)
・評価の軸がはっきりしていて、定期的にフィードバックを受ける機会がある
こういったポジティブな要素も、私自身、過去に経験した会社にありました。
何を重要視するかは、それこそ一人一人の価値観次第ですが、比較的恵まれた会社だと思えるのであれば、多少給与が低くても、"経験を積む場所"と割り切り、一定期間は自身のスキルを高める努力をすることをおすすめします。
実は、幅広い世代が活躍する会社こそ、"働きやすい"環境であると言えます。
なぜなら、40・50代が多い一方、20・30代も同じくらい多く活躍している会社というのは、
若手に対しても理解があるというのが明らかだからです。
幅広い世代が活躍する会社、イコール、世代間の垣根が低く、互いの生き方・働き方を尊重し合える素晴らしい会社といえます。
もし面接で質問する機会があれば、社員の年齢構成や、どういった世代が主に活躍しているかを聞いてみるのも良いでしょう。
それに対する面接官の回答として、
たとえば「若い連中とよく雑談する」とか、
「休日に同じ趣味を楽しんでいる」みたいなことを笑顔で語れる会社であれば、アタリである可能性大です。
これもまた、私自身の経験に基づいています。
会社の外であれば決して交流などしないであろう、異なる世代の社員同士が仕事の合間に楽しく談笑。
確かに若い世代の方々は、我々40代以上の世代の価値観とは大きく異なるというのは常に肌で感じます。
ですが、それでも互いに尊重することはできるのです。
そんな会社に出会えるのであれば、これに越したことはありません。
まとめ:20代の今こそ、“選び直す力”を身につけよう

あなたの直感は正しいです。
面接で感じたモヤモヤを「考えすぎ」などと思わず、
給与や福利厚生などの好条件に惑わされず、
働き方の価値観が合っているかどうか を軸に会社を選んでください。
40代の私が多くの若手を見てきた経験から断言できます。
本当に長く活躍できる人は、
“自分に合う環境”を選び取る力を持っている人 です。
実際に、今も同じ職場で活躍している20代の同僚たちは、仕事に対する自身の信念を強く持っています。
だからこそ、40・50代の同僚たちともしっかり議論できるし、
時に落ち込むことはあっても、相談できる上司や先輩を見つけ、コミュニケーションをとるのも上手です。
『自分は仕事をする上で何を重視するのか』
まずはあなたにとって大切な価値観を明らかにし、働きやすい会社を選んでいきましょう。
大丈夫です。
この記事をここまで読み進めてきたあなたなら、もう見方・考え方は身についています。
「価値観の合う会社を探したい」とお考えなら、まずは情報収集から始めてみましょう。
無料で相談できる『20代の転職相談所』などを活用すれば、
今の仕事を続けながら、相性のいい会社を複数見つけ、比較することもできます。
無理に転職する必要はありません。
いざという時の選択肢を複数持っておくことが、あなたのメンタルヘルスを保つ武器となり、
なにより、あなたの働き方を守る手段になり得るのです。
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当ブログでは、他にも『転職』や『人間関係の悩み』『副業/在宅ワーク』など、
働き方全般に関する記事を多数掲載しています。
今の会社での働き方、人間関係などに悩んだら参考にしてみてください。
以下に、代表的な記事を掲載しておきます。
少しでもあなたの気持ちが軽くなりますように…..
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